QUALIA ー最強総長×家出少女ー
「何しやがるテメェ!?」
篤史さんが声を荒げる。
私を押さえ込もうと、つかみかかりにくる。
私は刃を開くと、
ジョキ……っ!!
長かった私の髪を、肩の辺りから切り裂いた。
「なっ…!!?」
髪がふわりと地面に落ちる。
今まで私は何年も髪型を変えたことがなかった。
理由は憧れのピアニストであるお母さんに少しでも近づくために、お母さんと同じ髪型にしていたからだ。
ずっと大切に伸ばしてきたから、これで少しは変装になる。私だって、バレる危険も減る。
「お願いします…」
私は深々と頭を下げた。
「絶対に正体は隠し通します。みなさんにも迷惑はかけません。だから私を……仲間にしてください…」
篤史さんが声を荒げる。
私を押さえ込もうと、つかみかかりにくる。
私は刃を開くと、
ジョキ……っ!!
長かった私の髪を、肩の辺りから切り裂いた。
「なっ…!!?」
髪がふわりと地面に落ちる。
今まで私は何年も髪型を変えたことがなかった。
理由は憧れのピアニストであるお母さんに少しでも近づくために、お母さんと同じ髪型にしていたからだ。
ずっと大切に伸ばしてきたから、これで少しは変装になる。私だって、バレる危険も減る。
「お願いします…」
私は深々と頭を下げた。
「絶対に正体は隠し通します。みなさんにも迷惑はかけません。だから私を……仲間にしてください…」