QUALIA ー最強総長×家出少女ー
「麗於さん、ペコのメニュー表をこれにかえてくれませんか?」
開店前に、私が麗於さんに言った。
「このメニュー表、あなたが作ったんですか?」
「はい!」
それは私が徹夜して書いた、イラスト付きのメニュー表だ。
もとのメニュー表だと“字”しか書いてなかった。
それが、颯太君にとって大きな困難だった。
「注文表にも同じイラストを書いたので、簡単にメモができます。メニュー表も席の数だけ作りましたし」
麗於さんは過去一驚いた顔をした。
颯太君はメニュー表と注文表を見て、目を輝かせた。
「気づいていたんですか? 颯太がディスレクシアだって」
やっぱりそうか。私はうなずく。
開店前に、私が麗於さんに言った。
「このメニュー表、あなたが作ったんですか?」
「はい!」
それは私が徹夜して書いた、イラスト付きのメニュー表だ。
もとのメニュー表だと“字”しか書いてなかった。
それが、颯太君にとって大きな困難だった。
「注文表にも同じイラストを書いたので、簡単にメモができます。メニュー表も席の数だけ作りましたし」
麗於さんは過去一驚いた顔をした。
颯太君はメニュー表と注文表を見て、目を輝かせた。
「気づいていたんですか? 颯太がディスレクシアだって」
やっぱりそうか。私はうなずく。