御曹司は魔法使い⁉︎
大切に置いたつもりだったのに、気が急いていたのか、花がベッドにポンっと跳ねた。

「ごめん! 跳ねた。」

「え? ちょっと、エェ?
な! 何脱いでるのよ⁉︎」

だから緊急事態なんだって!

「花!
俺、今ならいけるかもしれない!
さっき協力するって言ったじゃないか。
大丈夫だ。
ちゃんと責任は取るから。
取る気満々だから安心しろ!」

「…はい?…ん、んん…
ちょ、ちょっと…
ウソでしょ〜〜〜⁉︎」















……奇跡が起きた。

俺は、いや俺達は、なんとその日のうちに初体験を成し遂げたのだ。
もう、魔法使いじゃない!













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