御曹司は魔法使い⁉︎
私はお二人に慌てて挨拶をして院長室を出た。
あー、まずい。
完全に遅刻だ〜〜。
なんだか妙なお昼休みになっちゃった。
巻き込まれた感半端ない感じだったけど、心配してくれるご家族がいるって言うだけで、センター長は幸せだ。
うちの家族は、かなり問題有りだからなぁ…。私を嫁に出す気は一切なさそうだし。
「花!どこに行ってたんだ。」
「お父さん。…また来たの?」
これよ。
社長自ら店舗に毎日来るって、普通はあんまりないと思うんだけど…
「『また』とはなんだ。
可愛い娘の顔を見に来て何が悪い。」
「いや、朝も家で会ったよね?
朝食一緒に食べたよ。
お母さんにちゃんと言って来たの?
勝手に抜け出して、心配かけてない?」
母、葉子(ようこ)は長年父の秘書をしている。
その縁で結婚したのだ。
私が生まれて、幼稚園に入ると同時に職場復帰を果たし、現在も父の秘書を務めている。
あー、まずい。
完全に遅刻だ〜〜。
なんだか妙なお昼休みになっちゃった。
巻き込まれた感半端ない感じだったけど、心配してくれるご家族がいるって言うだけで、センター長は幸せだ。
うちの家族は、かなり問題有りだからなぁ…。私を嫁に出す気は一切なさそうだし。
「花!どこに行ってたんだ。」
「お父さん。…また来たの?」
これよ。
社長自ら店舗に毎日来るって、普通はあんまりないと思うんだけど…
「『また』とはなんだ。
可愛い娘の顔を見に来て何が悪い。」
「いや、朝も家で会ったよね?
朝食一緒に食べたよ。
お母さんにちゃんと言って来たの?
勝手に抜け出して、心配かけてない?」
母、葉子(ようこ)は長年父の秘書をしている。
その縁で結婚したのだ。
私が生まれて、幼稚園に入ると同時に職場復帰を果たし、現在も父の秘書を務めている。