御曹司は魔法使い⁉︎
今日はラウンジでゆっくり、父と赤城さんと真剣に企画を進めるつもり。
特にボックスランチの案は、なるべく多くの社員に意見を聞きたいから、赤城さんに託さなくてはいけない。
気持ちが逸る。
仕事が楽し過ぎる。
◇◇
「いらっしゃいませ。花様。
お父様、もう来られていますよ。奥でお待ちです。ご案内いたします。」
出迎えてくれたのは、ラウンジ支配人の奥中さん。いつもピシッとシルバーの前髪を上げて、黒服に身を包んでいる。
年齢は…おそらく60代前半。
全ての会員様の顔と名前と所属は、完璧に頭に入っているそうで、寛ぎの場を提供してくださる。
接客業の私には見習うところが多すぎて、ついつい目で追ってしまう。尊敬すべき方だ。
特にボックスランチの案は、なるべく多くの社員に意見を聞きたいから、赤城さんに託さなくてはいけない。
気持ちが逸る。
仕事が楽し過ぎる。
◇◇
「いらっしゃいませ。花様。
お父様、もう来られていますよ。奥でお待ちです。ご案内いたします。」
出迎えてくれたのは、ラウンジ支配人の奥中さん。いつもピシッとシルバーの前髪を上げて、黒服に身を包んでいる。
年齢は…おそらく60代前半。
全ての会員様の顔と名前と所属は、完璧に頭に入っているそうで、寛ぎの場を提供してくださる。
接客業の私には見習うところが多すぎて、ついつい目で追ってしまう。尊敬すべき方だ。