御曹司は魔法使い⁉︎
「身体が冷えるだろう。最近暖かくなってきたとは言え、まだ5月だ。
そろそろ中に入ろうか。」
「あ、はい!
バルコニーからの眺望、拝観させていただきありがとうございました。」
「…こんなので良かったら、また観に来てくれたらいい。
それに…仕事は終わったんだ。
もうちょっと堅苦しい喋り方から抜け出せないか?」
「え⁉︎
…そうはおっしゃいますが…
目上の方には必ず敬語で、という教育のもと育ちまして…。」
「目上って…
そう言えば、花、いくつなんだ?」
「今年26歳になります。」
「俺は33だ。
…そんなに上なんだろうか…?」
なんだか、ブツブツと寿貴先生が言い出した。
「私が小学校6年生になった時、寿貴先生は大学生なんですよね?」
「…そこまで戻ると…犯罪だな。」
「目上の方です。」
そろそろ中に入ろうか。」
「あ、はい!
バルコニーからの眺望、拝観させていただきありがとうございました。」
「…こんなので良かったら、また観に来てくれたらいい。
それに…仕事は終わったんだ。
もうちょっと堅苦しい喋り方から抜け出せないか?」
「え⁉︎
…そうはおっしゃいますが…
目上の方には必ず敬語で、という教育のもと育ちまして…。」
「目上って…
そう言えば、花、いくつなんだ?」
「今年26歳になります。」
「俺は33だ。
…そんなに上なんだろうか…?」
なんだか、ブツブツと寿貴先生が言い出した。
「私が小学校6年生になった時、寿貴先生は大学生なんですよね?」
「…そこまで戻ると…犯罪だな。」
「目上の方です。」