パリで出逢った ソウルメイト ②
月曜日の大会議室 【立案検討会議】
副社長の進行で会議が始まった。

「立案書提出があった企画営業部長から説明して下さい」

「はい。今年の新入社員研修で企画力を試すレポートを提出させた中から、良いと思われる2案〜……」
説明が終わり、 

「他に立案書の提出ある部があれば、今 提出して下さい。」

「はい。カバーミン統括室も1案提出させて下さい。
私も新入社員研修の新人のモノです。」
和也が、立案書を皆に配り、説明した。

他の部からも2案提出があり会議は色々と検討され、全て通った。
新人の名前は伏せられていた。

会長が
「発案者の新人さんの名前は?」

「海外事業部の山田 賢太郎と秘書室 鈴木 リサです。」

「秘書室 鈴木 リサです。」と和也も答えた。

他の部長たちも、ビックリしていた。
優一の妻だと知っている者も居るが、役職者からも一目置かれた存在になったリサ。

「ほう。研修中に2案も通すとはスゴイですね。
鈴木さんは秘書室なので、立案は各担当の部で動いて下さい。」
と会長からの指示が出た。

山本、和也
「「はい。」」

会議が終わり重役室に戻る圭介、三郎、優一は、ニコニコ顔だ!
まるで自分の手柄の様で気分上々!
< 135 / 394 >

この作品をシェア

pagetop