パリで出逢った ソウルメイト ②
見積もりを見て私達は、更にビックリした!

デザイン料が0だった。

畳は、他の建築物で使用する時に多めに発注をするからと説明されたが…
ドイツからパリまでの輸送費と畳代金だけだしスゴイ低コストになっていた。

優一さんが私やおじさん、おばさんを見て
「決定で良いね。リサは、どう?」

「斉藤さん、ありがとうございます…
特にプライベートな空間は、アンヌおばあちゃんちの温かさでいっぱい…」

そこには、家族写真が壁いっぱいに飾れてお花を飾れるスペースもあった。

優一さんは、泣きそうになっている私の肩を抱き寄せ頭を撫でてくれた。

「しかし斉藤さん。デザイン料は取って下さい」

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