パリで出逢った ソウルメイト ②
カミシロ製紙の 水沢営業課長と海斗は、
その後、2回だけクローバーへ打ち合わせに来た。

最終打ち合わせも終わり、山本部長、原課長と一緒に飲みに行った。

「カミシロさん、今回はありがとうございました!」

「いえいえ、こちらこそ、ありがとうございました。
そうだ!この前、御社で外人みたいなスゴイ美女を見かけたんですが、社員の方ですか?」

「あぁ!奥サマね!」

「え? 奥サマ?」

「奥サマは、社長の奥さんなんですが今回のギフトボックスも奥サマが新入社員研修のレポートで発案したモノなんです。
社長の奥さんだと暫く隠してましてね〜」

「社長さんて、TV通販に出てた方ですか?
芸能人みたいな爽やかイケメンの。」

「そうですよ! 2人は美男美女ですよねー!
奥サマは、目の保養でヤル気がでます。ハハハ」

リサは、頑張っているんだなぁ〜とぼんやりしながら海斗は黙って聞いていた。

< 193 / 394 >

この作品をシェア

pagetop