パリで出逢った ソウルメイト ②
隣りの個室には、3人組が耳を澄ませて
飲んでいた。

「誠、ビール追加して!」

「え〜、和也の方がタッチパネル近いジャン!」

「こんなのやった事ないわ!居酒屋なんか大学以来だっつーの!」

「優一、顔が険しすぎるぞ! オイ!」

「リサちゃんが奥サマだから、優一は、旦那サマか? ギャハハギャハハ!」

「2人共、うるさい!聞こえないだろ!」

「じゃあ、合流すれば良いのになぁ、誠!」

「和也、行け!合流だ!
山田と田中がいるけれど大丈夫だよなぁ…」

「上司とは 飲みたくないもんなぁ〜 行くか?」

「和也、何言ってんの!」

「じゃあ、リサちゃんが、若い男の横に座っても良いんだな!」

「え〜、イヤだな〜それは…」

「行け!和也! 新人には、社長の奢りだからって言ってさ〜」
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