パリで出逢った ソウルメイト ②
優一とリサは、2人で食事をしてから帰宅した。

何となく寂しい我が家。
「何か静かだなぁ〜。」

「うん。2人だけだと寂しいね。明日から鈴木家へお泊まりしようか〜?」

「そうだな!あの2人の事が気になり過ぎてたな。リサ、お義父さんとお義母さんに電話しよう!」
すぐに、ママに電話し、明日からOKになり、私達も部屋でスーツケースに着替えを準備した。

私達が寝る頃、一応お義母さんたちにもメールをいれておいた。
夜中に、アテネ空港に着いたメールとニコニコしたお義母さんの写メも届いていた。

私と優一できっと乗船し出港しただろうと出勤の支度をしながら話をしていた。

「お袋は多分、親父とこんなに長い旅行なんかした事ないから、嬉しそうだなぁ〜」

「うん。お義父さんは、働きづめだったんだね。
お義母さんって文句も言わずスゴイよ!」

「でも、お袋軍団で遊びに行ってガス抜きしてたと 思うぞ〜」

「そっかあ、3人は必死に仕事してきたんだもんね。
今回の旅行が、良い思い出になると良いね!」

「あぁ。 オレはしっかり休暇とるからな!
社員の見本だ!昭和式から変えなきゃな。社員達も自分の子供達と遊べないと可哀想だからさ。」

「社長さん、頑張って見本になりましょうね!」


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