パリで出逢った ソウルメイト ②
「こんなに長く、お父さんと旅行なんかした事なかったから会話もない旅行になるんじゃないかと心配してたけど、いろいろ観光もして〜真っ青な海や綺麗な景色も見たし神殿や遺跡も見たのよ〜!

そしてね! 英語が通じないレストランでメニューもギリシャ語でわからなくてね。お父さんが1番上と2番を頼んで、どんな料理が出てくるかわからない時もあったり〜
美味しい料理が出て来たから良かったけどね!
とにかく、私達笑ってばっかりだったわよ〜
人生の節目のでもあったからたくさん2人で話しもしたしね!お父さん!」

「英語も通じないレストランは、参ったよな〜!
以前、良介の店でイチオシはメニューの1番上だったのを思い出して指差して注文したら、凄く美味い料理が出て来てビックリしたよ!

本当にこんなに面白くて楽しかったのは、久しぶりもいいとこだったわ!
それにさ、美紀はいつも1人でふらふらお土産屋に入っていなくなるから、恥ずかしかったけど手も繋いで歩いたわ! ハハハ!なあ!美紀!」

「そうなのよ〜。
"どこ行ってたんだ心配するだろ" ってお父さんに怒られてね〜。
私も恥ずかしかったけど…周りの外人さんも手を繋いでたから繋いじゃった!ハハハ
ホラ、『旅の恥はかき捨て』っていうモンね!」


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