パリで出逢った ソウルメイト ②
優一さんと私は、顔を合わせて、ニコリ!
《やっぱりな〜!》っと心の中でつぶやいた。

「まず、パニックみたいだからオレの質問に答えてね!
雅也さんは、斉藤拓海さんの事務所で働きたいですか?」

「ハイ!ヨーロッパで働くのは夢でしたから」

「何が1番気になりますか?」

「言葉? 向こうでの生活?」

「半年で、死にものぐるいでフランス語を習得する覚悟は、ありますか?」

「夢が叶うなら、やります!」

「じゃあ、決まりですね! すぐ、斉藤さんに電話だ!」

「ハイ! あ、美咲! 俺に付いて来てくれるよな?」

「あったり前でしょう!ナビ役が必要でしょう!雅也は、方向音痴なんだからさ!」

「ハハハ。ありがとう美咲!電話するわ!」
雅也の夢を知っていた美咲は、涙ぐみながら笑顔で雅也に頷いた。

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