パリで出逢った ソウルメイト ②

リサは、帰国に向け少しずつ部屋の片付けを初めていた。
お正月に日本へ行く予定だし、リフォーム後も不要な物は良介おじさんちに置かせてもらうが、1月にママに来てもらい最終的に処分したりする予定でいる。
夏物の必要な衣類や小物などは、鈴木家に送る事にした。

「リサ、今荷物　届いたよ。美紀さんちが、完成したら向こうに届けるからね。」

「ママ、ありがとう！　あとさ、台所用品はママがパリに来てから処分するね。」

「リサ、もう全て古いから、使わないものは捨てて良いよ〜
あっ、そういえば、検定試験の通知がきてたわ」

「あぁ！合格か不合格かの通知だから開けてみてくれる？」

「じゃあ、開けるわよ！……
合格って書いてある！おめでとう！リサ！」

「ヤッタ〜！これで、秘書として何とかなるかな？ハハハ」

「大丈夫よ！　頑張れ！！
それから、私が行ってからでも片付けは間に合うから無理しないのよ。
優一君も忙しいだろうから、美味しいご飯を作ってあげなさい。」

「うん。わかった。ありがとうママ。」