私なんて。~芸能人家族に囲まれて~


ガシャン



「おい、瞳!」



グランドからフェンス越しに呼び止められた。



「お兄ちゃん、なんの用?」



「今日、夜ご飯いらないから。」



「は?もっと早く言ってよ。」



私の言葉も聞かず、お兄ちゃんはサッカー部員の方に戻って行った。



「何あれ?」



「なんであんな普通の子が輝くんに声掛けられてんの。」



女子生徒たちはすごい目で私を見てる。


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