私なんて。~芸能人家族に囲まれて~


~回想~



瞳、麻耶子中学生の頃。



《今日の放課後、体育館裏で待ってます。》



私の下駄箱に入っていた小さな手紙。



「え!瞳、すごいじゃん!絶対、告白じゃん!」



「え〜名前も書いてないのに?」



と思いながらも胸はドキドキしていた。



「行ってきなよ!」



「え〜麻耶子着いてきてよ!」



「私今日彼氏とデートだから無理だよ!」



そう言って麻耶子はヒラヒラ手を振って帰っていった。


< 6 / 22 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop