私なんて。~芸能人家族に囲まれて~
~回想~
瞳、麻耶子中学生の頃。
《今日の放課後、体育館裏で待ってます。》
私の下駄箱に入っていた小さな手紙。
「え!瞳、すごいじゃん!絶対、告白じゃん!」
「え〜名前も書いてないのに?」
と思いながらも胸はドキドキしていた。
「行ってきなよ!」
「え〜麻耶子着いてきてよ!」
「私今日彼氏とデートだから無理だよ!」
そう言って麻耶子はヒラヒラ手を振って帰っていった。