大嫌いな千瀬くんに、好かれました♡!?〜君に溺れる365日〜
 涙を拭っていると、なにやら、人の姿が見えた。

「千瀬……」

 なぜか、千瀬と呼んでしまう。

 ギュッ——

「どうした?泣いてるけど」

 頭の中に響き渡ったなによりも愛しい人の声。

「千瀬……?」

「そうだよ」

 なんで、ここにいるの……?
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