大嫌いな千瀬くんに、好かれました♡!?〜君に溺れる365日〜
 でもまたその可愛い一面に、「ぷっ」と笑みが漏れる。



 パチバチバチッ!

 花火がドンドン激しくなる。


 ああ。終わってしまう。

 なによりも愛しい千瀬との、この楽しい時間にも幕が閉じる。

「……寂しいの?」

 千瀬は、私の表情から読み取って、多分そう言った。

「う、うん。もうちょっと千瀬とこうやって笑ってたかったなって」
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