大嫌いな千瀬くんに、好かれました♡!?〜君に溺れる365日〜
「開けるわよ〜?」

 ガチャッとドアが開き、母さんが入ってきた。

 俺は、寝たふりをする。

「あら?千瀬くん寝てるの?じゃあ申し訳ないわ!行きましょ?」

 ああ。結凛さんはなんて素晴らしい人だ。

 結輝を産んでくれたんだから、本当に神のような存在。

 そんな事を改めて思った。

「いーのよ。どーせ寝たふりなんだから」

 っ。さすが鋭い。

「起きなさい!あ!じゃないと結輝ちゃんに千瀬がだらしないって言うわよ!」
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