大嫌いな千瀬くんに、好かれました♡!?〜君に溺れる365日〜
ああっ。バランスが。
フラッとすると、階段で足を踏み外し、倒れていく気がした。
すると、バサッと誰かに支えられた。
「おい千瀬、結輝が心配してたぞ」
「幸……。俺、生きていけないかも」
「バカ言うな、お前の可愛い彼女を信じて、大人しく生きて待ってやがれ。その間は、俺と七海が遊んでやっからよ!」
背中をポンッと叩かれる。
いいヤツだな……。