大嫌いな千瀬くんに、好かれました♡!?〜君に溺れる365日〜
「はい……!」

 誰よりも優しいお顔をして、声をしているのは愛しい人。

「そう。偉いね結輝」

 頭を優しく撫でてくれる千瀬に私の心はとてもとても安らいだ。

 これからも、千瀬とずっと一緒に居たい。

「ふっ。よかった、元気になったかな?」

「う、うん」

 さっきよりは……。

「じゃあこーれ。」

 ハートマークをつけるように言ってきた千瀬が差し出したのは、小さな白い箱。

 パカッと音がして、中に見えたのは、

「ゆ……びわ……?!」
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