大嫌いな千瀬くんに、好かれました♡!?〜君に溺れる365日〜
「千瀬も、飲む?」

「うん。」
 

 ……元気ないなぁ……。

 私は、千瀬に“私が口をつけた”ココアをあげた。

 千瀬は少しだけココアを飲んで、私にココアを返した。

 私はそのココアを机の上に置き、千瀬を見つめる。

「なに?」

 千瀬の1トーン下がった声に、思わず〈ピクッ〉とする。

「ごめんね、私、なんか悪い事しちゃった……?」

 してたとしたら、心当たりがなくて謝るのと、単純に謝ろうと思った。
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