大嫌いな千瀬くんに、好かれました♡!?〜君に溺れる365日〜
 そんな事ないですよと言わんばかりな笑みを先生に見せる。

「せんせー久しぶりでーす」

「あらまぁっ!千瀬くんじゃないの!お久しぶり」

 千瀬はペコリと頭を下げて、私の方に近付いて来た。


「センセイ、俺、結輝と結婚しました」

「えっ?そうなの!嬉しいわ!」

 先生は、嘘偽りのない笑みを優しく見せてくれた。

「ありがとう、ございます!あ、せんせ、その荷物、運ぶの手伝いましょうか?」

「あら?いいの?頼みたいわ」

「はい!」


 すると、携帯電話、スマホが鳴る音がして、千瀬の方を見ると、電話をしていた。


「ゆ〜き……仕事入った……」
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