大嫌いな千瀬くんに、好かれました♡!?〜君に溺れる365日〜


 歩いて学校に向かっていると、コンビニの前で、私達の母校の制服を着る子が数名見えた。

 だが、取り囲まれている子がいて、その子は確か、1年D組にいた子だった。

 ちょっと小柄な男の子。

 慌てて駆け寄って行く。

「大丈夫っ?」

「結輝、せんせ……?」

 あはは……いつのまにか私は結輝先生って言われるようになったんだなぁ……。

「うん、確か、えっと、あ!都夜〈トモヤ〉くんだよね?」

「うん。」

「あ”?てめぇなんだ……」

 私の方を見ると、男の子達は顔を赤くして、視線を逸らした。

 3年生のネクタイの色……。

「3年生?あ、会長さんなんだ」

 生徒会の皆さんは、ネクタイに、生徒会のマークが刻んである。
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