大嫌いな千瀬くんに、好かれました♡!?〜君に溺れる365日〜
「やなくん、千瀬さんが来るって」
「え?あ、じゃあ姉ちゃんの事?」
さすがやなくん、弟だから鋭いね。
「うん……」
でも、千瀬さんからの声色からして、なにかよくない事があったと言うのがわかった。
……心配……。
「なに落ち込んでんの?可愛いけど、困るんですけど」
「っ……」
やなくんの言葉は、人一倍、いや、人2倍甘く感じる。
「じゃあそれまでイチャイチャしよ?」
「ええっ!?」
ムギュッと抱きしめられて、頬を突かれる。
「や、やなくんっ……!」
強引にキスされたりして、窒息死寸前……!
「やなっ……んっ……息でき……んんっ」
プハッとキスするのをやめたやなくん。
「なぁに?ドキドキし過ぎた?」
「ううっ……甘いよ……」
「いーでしょ」
い、いいけど、程々にしてくれないと……。
「ほ、程々にっ……」
「はっ?こんなに可愛い乃ノがいて、甘々を程々にする方が難しいでしょ?なに?わかっててなの?煽り?」
「ち、違うよっ……?」
「っ……」
煽ってなんてないし、全部本心。
「はぁ……はいはい」
「……?」
「そんな可愛い顔しないで」
「えっ……?し、してないよ?」
「嘘この無自覚」
可愛いって言ってくれて、嬉しいけど、お世辞にしか聞こえない。
「えへっ。ありがと」
「……っ」
そんなこんなでラブラブ?してたら、千瀬さんが家に来た。
「どうしたんですか?」
「結輝の事で、浮気されてるかもしれないんだ……」
「は?あのバカ姉は一度ハマったら出ないんで大丈夫ですよ?」
あはは……。結輝ちゃんをバカにしてんのか、慰めてるのか……。
「ま、まぁ、玄関だと話しにくいので、上がってください!」
「ありがとう……」
本当に元気ないな……。
千瀬さんをソファに座らせて、反対側に私とやなくんが座る。
「家に帰ったら、結輝が知らない高校生に抱きしめられてたんだ」
「えっ?」
「はっ?」
私とやなくんは、同時に声を上げた。
「ほ、本当ですか!?」
「ああ……」
切ない悲しげな声の千瀬さんを見ていると、胸が痛む。
「どうして?姉ちゃんからやったんですか?」
「わからないが、多分それはない」
「じゃー浮気じゃないですよね?」
そうだよね!やなくんの意見に大賛成!!
「でも、結輝抵抗してなかったし……」
うっ……で、でも、
「抵抗できないぐらい力が強かったんじゃないですかっ……?」
不安になって、恐る恐る千瀬さんにそう聞く。
「……それも考えたが、相手は大分チビだったから、多少の抵抗はできるんじゃないかと……」
そう……だったんだ……。
でも、千瀬さんといて、あんなに幸せそうな顔をしていた結輝ちゃんが、まさかそんなはずはない。
「信じないんですか……?自分の愛しい人を……」
「……余裕がないんだ」
千瀬さんは、初めて弱音を吐いた。
「どういう……?」
「結輝が、可愛過ぎるから、周りの目を塞いで、塞ぎまくって不安で……」
あはは……。
「うゎぁーないわーそんな弱いヤツがお儀兄さんなんて嫌なんですけど〜ってか、千瀬さん思ってないでしょ?」
え……?
「ははっ。よくわかったなぁ。—————こう言う事だよ」
「ちょ!千瀬さん、心配して損したんですけど!?」
「すいませんねぇ」
と言うか、見破れたやなくんがすごい。
「まぁ、程々にしてあげてくださいね!結輝ちゃんが可哀想なんで」
「はーい」
ったく。千瀬さんったら、意地悪なんだから。
けど、話を聞いて私はとても安心をした。
「え?あ、じゃあ姉ちゃんの事?」
さすがやなくん、弟だから鋭いね。
「うん……」
でも、千瀬さんからの声色からして、なにかよくない事があったと言うのがわかった。
……心配……。
「なに落ち込んでんの?可愛いけど、困るんですけど」
「っ……」
やなくんの言葉は、人一倍、いや、人2倍甘く感じる。
「じゃあそれまでイチャイチャしよ?」
「ええっ!?」
ムギュッと抱きしめられて、頬を突かれる。
「や、やなくんっ……!」
強引にキスされたりして、窒息死寸前……!
「やなっ……んっ……息でき……んんっ」
プハッとキスするのをやめたやなくん。
「なぁに?ドキドキし過ぎた?」
「ううっ……甘いよ……」
「いーでしょ」
い、いいけど、程々にしてくれないと……。
「ほ、程々にっ……」
「はっ?こんなに可愛い乃ノがいて、甘々を程々にする方が難しいでしょ?なに?わかっててなの?煽り?」
「ち、違うよっ……?」
「っ……」
煽ってなんてないし、全部本心。
「はぁ……はいはい」
「……?」
「そんな可愛い顔しないで」
「えっ……?し、してないよ?」
「嘘この無自覚」
可愛いって言ってくれて、嬉しいけど、お世辞にしか聞こえない。
「えへっ。ありがと」
「……っ」
そんなこんなでラブラブ?してたら、千瀬さんが家に来た。
「どうしたんですか?」
「結輝の事で、浮気されてるかもしれないんだ……」
「は?あのバカ姉は一度ハマったら出ないんで大丈夫ですよ?」
あはは……。結輝ちゃんをバカにしてんのか、慰めてるのか……。
「ま、まぁ、玄関だと話しにくいので、上がってください!」
「ありがとう……」
本当に元気ないな……。
千瀬さんをソファに座らせて、反対側に私とやなくんが座る。
「家に帰ったら、結輝が知らない高校生に抱きしめられてたんだ」
「えっ?」
「はっ?」
私とやなくんは、同時に声を上げた。
「ほ、本当ですか!?」
「ああ……」
切ない悲しげな声の千瀬さんを見ていると、胸が痛む。
「どうして?姉ちゃんからやったんですか?」
「わからないが、多分それはない」
「じゃー浮気じゃないですよね?」
そうだよね!やなくんの意見に大賛成!!
「でも、結輝抵抗してなかったし……」
うっ……で、でも、
「抵抗できないぐらい力が強かったんじゃないですかっ……?」
不安になって、恐る恐る千瀬さんにそう聞く。
「……それも考えたが、相手は大分チビだったから、多少の抵抗はできるんじゃないかと……」
そう……だったんだ……。
でも、千瀬さんといて、あんなに幸せそうな顔をしていた結輝ちゃんが、まさかそんなはずはない。
「信じないんですか……?自分の愛しい人を……」
「……余裕がないんだ」
千瀬さんは、初めて弱音を吐いた。
「どういう……?」
「結輝が、可愛過ぎるから、周りの目を塞いで、塞ぎまくって不安で……」
あはは……。
「うゎぁーないわーそんな弱いヤツがお儀兄さんなんて嫌なんですけど〜ってか、千瀬さん思ってないでしょ?」
え……?
「ははっ。よくわかったなぁ。—————こう言う事だよ」
「ちょ!千瀬さん、心配して損したんですけど!?」
「すいませんねぇ」
と言うか、見破れたやなくんがすごい。
「まぁ、程々にしてあげてくださいね!結輝ちゃんが可哀想なんで」
「はーい」
ったく。千瀬さんったら、意地悪なんだから。
けど、話を聞いて私はとても安心をした。