大嫌いな千瀬くんに、好かれました♡!?〜君に溺れる365日〜
 しばらく走って、千瀬が見えてきた。

「はぁはぁはぁ」と息が早くなる。

「ちと……せ……」

 すると、なにかで切られたかというぐらいの傷に、血も出ていた。

「結輝!?」

 目を見開いている千瀬。

「どうした?」

 けど、そんな怪我をしているのに、いつものように優しく微笑んできた千瀬。

「ど!どうした?じゃないよ!」
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