孤独のその先に
「それじゃ切るぜ。…大事なお姫様をいただいたよ。」


『ッまて!』


ツーツー


切られた。


嫌な汗が額に浮かぶ。


「…どうしたの?」


『美羽が乱鬼に拐われた』


そういうと、一気に顔つきが変わる。


「乱鬼か…」


『俺たちを潰すために美羽を人質にしたんだろうな』
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