孤独のその先に
来てくれないかと思ってた。


嬉しさと安心からか、視界がぼんやりと滲む。


「おーちょうどいいタイミングじゃん」


「高遠…美羽を返せ」


朔夜が高遠という男を睨みつけながら言う。


「いいよ?けど、その代わり1位を俺たちに譲れ」


え?


思わぬ選択に驚く。


2択なんてズルすぎる。


でも、私なんかよりみんなの為になる方を選んでほしい。
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