孤独のその先に
痛そうな私に気づいたのか、もう1人の男の人がそう聞いてくる。


こくんと頷く。


「ええっ応急処置しなきゃ!とりあえず、私たちと一緒にきて?」


名前も知らない人だけど…助けてくれたってことはいい人ってことだよね。


決心をきめ、ついていくことにした。


迎えの車を呼ぶといって、男の人は少し離れていった。
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