孤独のその先に

救済




幹部室にみんなの顔が揃う。


「話ってなに?」


そう。


実の母親…希咲さんに会ってすぐみんなを集めたの。


話す内容は当然ながら父のこと。


あんな事実を知って、言わない訳にはいかないからね。


父親がどれほど醜くて最低な人物かをみんなに伝える。


「…そうだったんだ。それは酷すぎる」


永遠が相づちを打つ。
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