孤独のその先に
なにか話してるけど、俺らには聞こえない距離。


「何話してんだろうな??」


「シー!!」


響は小声のつもりだろうけど、全然そんなことはない。


そもそも、この距離だったら話しても聞こえないと思うけどな。


まぁお互い様ってことにしとこ。


ドンッ!


美羽が突き飛ばされた。


っなにしてんだ、あいつら。


まだ遠い距離だからか、顔はよく見えない。
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