孤独のその先に
「…なんだか見慣れた顔があるなぁ…」


ニヤニヤと怪しい表情。


あの人が…琉樹兄を殺したんだ。


特別寒いわけじゃないけど、一気に寒気が走った。


「なーんで俺がお前たちのためにここに立ってなきゃいけないんだ?」


まるで、すべての権力が自分にあるとでも言いたそうな感じ。


「自分のしたこと分かってんのかよ?」


伊吹が責めるように言う。
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