孤独のその先に
暑いな…。


歩いて数分だけど、額が汗ばんでいる。


校門を通ると嫌でも耳に入る〝アレ〟


「今日も来てるよ」
「ほんといい加減やめろってかんじ」


私はこの学校で虐められている。


理由は分からない。


ただただ気に入らないみたい。


ガラッ


教室の扉を開けると、一瞬だけ静まり返る。
< 3 / 346 >

この作品をシェア

pagetop