孤独のその先に
「ははっもしかして、俺が琉樹を殺すようにしたことか?」


なんて汚い人なの…っ!


笑顔で毒を撒く父をみて、苛立ちが増す。


「…それよりも俺は会えて嬉しいよ。美羽」


ドクンッ


心臓が飛び跳ねた感じがした。


みんなの影にいるとはいえ、気づいてたんだ。


「顔を見せてくれ」


断る理由はなかったため、素直にみんなの前に出た。
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