孤独のその先に
悪いのは全て父。


ギャンブルにハマったからなに?


自分の意思でやってることに変わりはない。


『…返してよ。琉樹兄を返してッ!』


ガチャ___


私の卑劣な叫びとともに、2階から誰かができた。


「…麗子」


〝麗子〟と呼ばれた人は平然かつ、当たり前のように父の隣に立った。
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