孤独のその先に
麗子さんは痛そうにその場にうずくまる。


…なんて酷いことを…!


いきなりの事にその場が騒然とし始める。


「へへっお前まで裏切るとはな…見損なったよ、麗子。大人しく俺の騎馬になればいいのにな」


これがきっと父の本性。


危ない雰囲気が滲み出ている。


「全部はお前のせいだよ、美羽」


え…?なにいってるの?


「お前が生まれてこなけりゃ、琉樹も死ぬことはなかった」
< 316 / 346 >

この作品をシェア

pagetop