孤独のその先に
手にはなにやらヌメリとした感覚。


『…朔夜!!!』


そこにいたのは、腹部を撃たれて横倒れている朔夜の姿。


『朔夜、しっかりして!朔夜!』


他のみんなも駆け寄ってくる。


「とりあえず救急車呼ぼう」


そういって永遠は電話をかけ始めた。


だめだ…血が止まらない。


「…み、う?」
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