孤独のその先に
「まずい…止血できない。おい!出来るだけたくさんタオル持ってこい!」


伊吹がまだ気力のある下っ端にそういう。


おねがい…おねがい、朔夜を救って。


ただただ祈ることしかできなかった。


___ピーポーピーポー


救急車がきたのはあれから数分後。


父は朔夜を撃ったあと、響などに取り押さえられて、署へと連行された。


これでやっと戦いはおわった…。
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