孤独のその先に
けど、また数秒後にはザワザワとし始める。


そんな空気を無視して席に座ると、案の定いつものように女子がズラっと囲んでくる。


「如月さ〜ん。ちょっといい?」


いい?って聞いておきながらも、腕をホールドしてくるあたり逃がす気はないらしい。


はぁ。


心の中でため息をつきながらも付いていく。


_お決まりの体育館裏。


「あのさぁ、あんたいつまで学校来るわけ?」
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