孤独のその先に
「琉樹さんも頭良かったし」


そうそう。


これはきっとお兄ちゃん譲りだね。


「じゃあ今日はもう寝るか」


そう言ってソファから立ち上がったとき、お腹がいきなり激痛に襲われた。


『ッい、った…!』


思わずその場にしゃがみこむ。


「…美羽?」


異変に気づいのか、みんな駆け寄ってきた。
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