孤独のその先に
「クスッ歯向かうからいけないのよ」


痛みのせいか、じわっと視界が潤む。


泣いちゃダメ。


こんな人達の前で泣いたら笑われるに決まってる。


「まぁ今日はここまでにしてあげる」
「やめるまで終わらないからね?」


そう言って去っていった。


ペタっとその場に座り込む。


いつまでこんなの続くんだろう。


今日はもう帰ろう…。
< 6 / 346 >

この作品をシェア

pagetop