孤独のその先に
「そ、俺の部屋。総長室な」


へぇ総長室なんてあるんだ。


なにからなにまで揃っててすごい。


『ッそれより離れて!』


「…いてっ」


朔夜を思い切り突き放す。


昨日会ったばかりの人に抱きしめられるなんて。


けど、きのうの怖い男の人達とはちがって安心感があった。


なんでだろ…?


_私がこの気持ちに気づくのはもう少しあとの話。
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