孤独のその先に

朔夜side

-朔夜side-


バタンッ


幹部室の閉ざされた扉をみてため息をつく。


「ちょっと朔夜!なんで酷いこというの!」


なにかと騒ぎ出す沙耶。


『美羽が危険な目にあうより良いだろ』


そう言うとグッと黙り込んだ。


___数日前。


俺たち天竜に一通のメールが届いた。


乱鬼からだ。
< 98 / 346 >

この作品をシェア

pagetop