王子系ドクターと溺愛新婚生活〜家政婦ですが結婚するなんて聞いてない!〜
その一言で、さっきの甘い出来事は、寝ぼけていたわけでも、夢だった訳でもない事を確信する。
そして、いたずらっぽく笑った爽介さんは、私と目線を合わせて、さらに爆弾を落とした。
「ということで、今日1日葵をちょうだい?」
「は、えっ?」
ちょうだい......?とはどういう意味だろう。
爽介さんは戸惑っている私を見ながら、さらに楽しそうに言葉を続けた。
「今日はたっぷり甘やかすから覚悟しててね」