王子系ドクターと溺愛新婚生活〜家政婦ですが結婚するなんて聞いてない!〜
そう思えるほどの場所だ。
「葵様には、こちらに着替えていただきます。あと、メイドをご用意致しましたので、着替えとメイクをさせていただきます」
「......服くらい自分で着れますよ?」
渡された袋は、特大サイズだ。一体何着入っているのだろう。
服はもちろん、メイク道具だってあれば自分でできるのだけれど......。
「なりません。では、よろしくお願い致します」
橋本さんは、有無を言わさず雰囲気で言って、部屋を出る。
それと入れ替えで、5人のメイドさんが入ってきた。
よく見るメイド服を来ているから、本物のメイドさんなのだろう......。
テキパキと働いているから、ただのコスプレとは言い難い。それに、執事が居るのだから、メイドが居るのも当たり前なのだろう。
「それでは、失礼致します」
そして、次の瞬間、私は着ていたパジャマを剥ぎ取られていた。
「きゃあ!?」
「暴れないでくださいませ」