王子系ドクターと溺愛新婚生活〜家政婦ですが結婚するなんて聞いてない!〜
その冷たさにびっくりしたけれど、気持ちがいい。
火照った私の身体にはちょうど良かった。
少しずつ目眩も収まってくる。
「寝るまでここにいるから、安心してね」
爽介さんは、そう言って私の手を握ってきた。
それ、余計ドキドキして寝れなくなるやつ......。
そう思ったのだけれど、今の私には体力の限界だったらしい。
初めはドキドキしていたけれど、いつの間にか眠りに入っていた。
もちろん、その間の爽介さんは、ずっと私の手を握ってくれていた。