王子系ドクターと溺愛新婚生活〜家政婦ですが結婚するなんて聞いてない!〜
「うーん。話してもいいけど、きっと、びっくりするだろうから、まだ教えない。それよりも明日空けといてね?」
これ以上は、教える気がないと、はっきり話を変えられた。
しょうがない。聞き出すのはまた今度にしよう。
私は、分かりましたと返事をして、それ以上聞くのを辞めた。
その後ちょうど、頼んでいたご飯が届き、2人で食べる。
本格的なフレンチのフルコースで、お腹が苦しくなる程の量だった。美味しかったけど。
食べ終わったあとは、順番にお風呂に入り、寝る時間となった。
そういえば、私はどこで寝るのだろう。
寝室があったから、爽介さんはそこでいつも寝ているのだろう。
だけど私は?
用意された部屋は、広かったけれどベットは無かった。
間に合わなかっただけなのかもしれないから、ソファーで寝るしかない。
このソファーはスプリングがしっかり効いていて、寝心地が良さそうだから、私は全然ここでもいいのだけれど......。