王子なドクターに恋をしたら
あたしも出産に立ち会ったのなんて初めてで嬉しくて興奮した。
キャアキャアと騒いじゃいけないと思ってんん~~~~!っと叫びたいのを我慢してると和泉くんにクスクス笑われてしまった。
暫くすると看護師さんが生まれたばかりの赤ちゃんを連れて来てくれた。
まずはお兄ちゃんになった來翔くんとお父さんがその顔を覗き込む。
來翔くんはやっぱりまだわかんないみたいでキョトンとしてたけどお父さんは優しそうなおじいちゃんの顔をしていた。
あたしに向けた視線とは大違いでちょっと心が痛む。
次に聡子さんが抱っこしてあたし達にも顔を見せてくれた。
「わあ、小さい。可愛い!」
真っ赤な顔に薄い栗色の髪の毛。小さな手がギュッと握られてこの子がさっきまで叶ちゃんのお腹にいたんだと思うと感慨深い。
「ちゆ、抱いてみる?」
「え?いいの?」
にこりと笑った和泉くん。
聡子さんも優しく抱き方を教えてくれて始めて赤ちゃんを抱いた。
「思ったより軽い…すごいふわふわ…温かい…かわいい…」
興奮気味だけど赤ちゃんがびっくりしないように小さく感想を述べた。
和泉くんがあたしから赤ちゃんを受け取りあたしを見て笑った。
きっとあたしは緩んでどうしようもない顔をしてただろう。
キャアキャアと騒いじゃいけないと思ってんん~~~~!っと叫びたいのを我慢してると和泉くんにクスクス笑われてしまった。
暫くすると看護師さんが生まれたばかりの赤ちゃんを連れて来てくれた。
まずはお兄ちゃんになった來翔くんとお父さんがその顔を覗き込む。
來翔くんはやっぱりまだわかんないみたいでキョトンとしてたけどお父さんは優しそうなおじいちゃんの顔をしていた。
あたしに向けた視線とは大違いでちょっと心が痛む。
次に聡子さんが抱っこしてあたし達にも顔を見せてくれた。
「わあ、小さい。可愛い!」
真っ赤な顔に薄い栗色の髪の毛。小さな手がギュッと握られてこの子がさっきまで叶ちゃんのお腹にいたんだと思うと感慨深い。
「ちゆ、抱いてみる?」
「え?いいの?」
にこりと笑った和泉くん。
聡子さんも優しく抱き方を教えてくれて始めて赤ちゃんを抱いた。
「思ったより軽い…すごいふわふわ…温かい…かわいい…」
興奮気味だけど赤ちゃんがびっくりしないように小さく感想を述べた。
和泉くんがあたしから赤ちゃんを受け取りあたしを見て笑った。
きっとあたしは緩んでどうしようもない顔をしてただろう。