王子なドクターに恋をしたら
パワハラ上司と遭遇!
んん………
「………うう〜……」
夢うつつで寝返りを打とうと思ったら身動きが出来なくて自然と唸り声を出していた。
それに自分でびっくりしてパチリと目を開けると、鼻が付きそうなほど和泉くんの顔面が間近にあって更に驚いた。
「はっ…!い、和泉くん?」
冷静に状況を見れば和泉くんがあたしを抱き枕のように抱き込んで羽交い締め状態。
そのお陰であたしは動けずに唸ってたらしい。
すっかり寝入ってる和泉くんは起きる気配も無く、上司との約束はいいのかな?と、嬉しい状況なのに心配してしまった。
「……まあいっか。疲れてるよね。お疲れ様」
働き通しだったんだから、あたしが抱き枕になって癒やしてあげられるならいいのかな。
上司が見てるわけじゃないし内緒にしとけばいいんだし。
そう思って和泉くんの高い鼻にキスをした。
ヘヘっ、これは和泉くんには内緒。
重いけど、あったかくて幸せだ。
………
にしても…
なんであたしまで上司の顔色伺うような考えしてるんだろう?
あたしが勝手に押しかけてきたんだから和泉くんは悪くないしパワハラ上司の言うことなんかあたしには関係無いのに。
そうだ、叶ちゃんをお見舞いついでにパワハラ上司を見つけてどんだけ意地悪な顔してるかこの目で見てやる!
ふん!と鼻息荒く決心してあたしはまた眠りについたのだった。
「………うう〜……」
夢うつつで寝返りを打とうと思ったら身動きが出来なくて自然と唸り声を出していた。
それに自分でびっくりしてパチリと目を開けると、鼻が付きそうなほど和泉くんの顔面が間近にあって更に驚いた。
「はっ…!い、和泉くん?」
冷静に状況を見れば和泉くんがあたしを抱き枕のように抱き込んで羽交い締め状態。
そのお陰であたしは動けずに唸ってたらしい。
すっかり寝入ってる和泉くんは起きる気配も無く、上司との約束はいいのかな?と、嬉しい状況なのに心配してしまった。
「……まあいっか。疲れてるよね。お疲れ様」
働き通しだったんだから、あたしが抱き枕になって癒やしてあげられるならいいのかな。
上司が見てるわけじゃないし内緒にしとけばいいんだし。
そう思って和泉くんの高い鼻にキスをした。
ヘヘっ、これは和泉くんには内緒。
重いけど、あったかくて幸せだ。
………
にしても…
なんであたしまで上司の顔色伺うような考えしてるんだろう?
あたしが勝手に押しかけてきたんだから和泉くんは悪くないしパワハラ上司の言うことなんかあたしには関係無いのに。
そうだ、叶ちゃんをお見舞いついでにパワハラ上司を見つけてどんだけ意地悪な顔してるかこの目で見てやる!
ふん!と鼻息荒く決心してあたしはまた眠りについたのだった。