王子なドクターに恋をしたら
再び起きたら和泉くんはお仕事に行ったらしくもういなかった。
寂しい…この上なく寂しい。
それにあまり寝てない和泉くんが心配だった。
連日寝不足だろうに大丈夫だろうか?
シンと静まり返った部屋の中であたしのため息だけが零れ落ちる。
1時ころに叶ちゃんのお見舞いに聡子さんと出掛けた。
八分咲の桜並木を横目に病院に向かい、改めて豪華な特別室に入ると叶ちゃんは生まれたばかりの赤ちゃんを抱いていた。
ちょうどお乳を飲んだばかりだそうで満足そうな顔で寝ている赤ちゃんに頬が緩む。
「ねえ叶ちゃん赤ちゃんの名前は決まってるの?」
「うん、ちょうどさっき流星さんと決めたところなの」
いくつか名前の候補は上げていて後は生まれた時に決めようって言ってた叶ちゃんは赤ちゃんの顔を優しく撫でた。
「太陽の陽に飛ぶではるひ」
「陽飛?うん、なんか春だしあったかそうな素敵な名前だね」
「そう?ありがとう」
幸せそうに陽飛くんを見る叶ちゃんが慈愛に満ちてていいなあとつい羨ましくなっちゃう。
子どもの名前かあ、あたしと和泉くんに子供が出来たらどんな名前がいいだろう?なんてまた変な想像しちゃって肩を竦めた。
寂しい…この上なく寂しい。
それにあまり寝てない和泉くんが心配だった。
連日寝不足だろうに大丈夫だろうか?
シンと静まり返った部屋の中であたしのため息だけが零れ落ちる。
1時ころに叶ちゃんのお見舞いに聡子さんと出掛けた。
八分咲の桜並木を横目に病院に向かい、改めて豪華な特別室に入ると叶ちゃんは生まれたばかりの赤ちゃんを抱いていた。
ちょうどお乳を飲んだばかりだそうで満足そうな顔で寝ている赤ちゃんに頬が緩む。
「ねえ叶ちゃん赤ちゃんの名前は決まってるの?」
「うん、ちょうどさっき流星さんと決めたところなの」
いくつか名前の候補は上げていて後は生まれた時に決めようって言ってた叶ちゃんは赤ちゃんの顔を優しく撫でた。
「太陽の陽に飛ぶではるひ」
「陽飛?うん、なんか春だしあったかそうな素敵な名前だね」
「そう?ありがとう」
幸せそうに陽飛くんを見る叶ちゃんが慈愛に満ちてていいなあとつい羨ましくなっちゃう。
子どもの名前かあ、あたしと和泉くんに子供が出来たらどんな名前がいいだろう?なんてまた変な想像しちゃって肩を竦めた。